「ミネラルとか、サプリの効果を調べていたとき、『ホスファチジルセリン』をウェブで発見し、調べてみると、脳に必要な物質だということが分かったので、それ以来毎日飲んでいます。」

「長いこと飲んでいるのですか」と町会長。

「アマゾンの購入履歴を検索してみたことがあるのですが、5年は飲んでいますね。」

「どういう効果があるのですか」と町会長。

「それが、なんの効果もないのです。」

「なんの効果もないのに5年も飲んでいるのですか」と町会長。

「そうなんですよ。当時、調べたとき重要なポイントが2つありました。」

「重要なポイントと言いますと?」と町会長。

「ホスファチジルセリンの一部を構成するL-セリンというアミノ酸が欠乏すると神経細胞がアポトーシスを起こすのです。」

「『アポトーシス』というのは、プログラム細胞死と呼ばれる、細胞の自殺のことでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。もう一つのポイントは、L-セリンが血液脳関門を通過できないということです。」

「それでは、脳細胞が、どんどん死んでしまいますね」と町会長。

「そうなんですよ。週刊ポストの2015年12月05日のウェブ記事に『 脳の神経細胞 20歳を過ぎると1日10万個死滅し90歳では半減』という記事があります。」

「脳の神経細胞は、20歳を過ぎると1日10万個死滅してしまうのですか」と町会長。

「僕が若いころから、脳の神経細胞は、20歳を過ぎると1日10万個死滅ということは言われてきたので、どうやって脳の神経細胞を数えたのだろうと、ウェブを検索してみたのですが、誰がどうやって数えたのかということが書いてあるウェブページは見つかりませんでした。」

「なるほど。」

「しかし、『脳の萎縮が30歳ごろから始まり、60歳ぐらいから急激に進む』というような、脳の萎縮に関する実証的研究はたくさんあって、研究者の多くは『脳の神経細胞の死滅が脳の萎縮の原因』と考えているようです。」

「それでは、脳の神経細胞が、どんどん死滅していくことは間違いのないことなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。脳の部分的な切片断面の神経細胞の数を数えて、その数から神経細胞の総数を推定するという古典的な方法で数えた結果と推定されるので、大きな間違いはないと思います。」

「なるほど。それでは、高齢者の渡辺さんは、脳の神経細胞の数が思いっきり少なくなってしまっているということですか」と町会長。

「そうなんですよ。それで、脳の神経細胞の死滅の原因が、L-セリンが血液脳関門を通過できないためではないかと思ったのです。」

「なるほど。それで、ホスファチジルセリンを5年も飲み続けているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。ホスファチジルセリンという、分子内のリン酸にアミノ酸のセリンが結合した構造だと、血液脳関門を通過できるのです。」

「なるほど。ホスファチジルセリンという形で、L-セリンを脳に供給すれば、脳細胞を増やすことができると考えたのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。自分の脳の神経細胞の数が数えられないので効果測定ができないのですが、効果測定ができなくても、飲むしかないと思いました。」

「それで、効果が感じられないのに5年も飲んだということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2021/8/12

※『L-セリンが血液脳関門を通過できない』と筆者は3年前に、調べに調べた結果、書いているが、現在は、そのことに疑問を持っている。ウィキペディアを探しても、『L-セリン』という項目はない。『L-セリン』の性質を説明するページがないのだ。『L-セリン』が血液関門を通過できることが巧妙に隠されているような気がしてならない。

<それじゃあどうする23>
差し歯が取れたのは院長の治療のせいとばかりは言えない。折れた歯を差し歯で支えようとした形跡があるので、差し歯はしっかりと接着したはずだ。その歯が取れたのは、筆者の経絡治療が関係している可能性が高い。

筆者は腎の治療を毎日しているのと高段者詰碁を毎日135問連続正解して脳を緩めているので、経絡がわずかづつ緩んでいる。高段者詰碁は135問連続正解できないことがたまにあるが、連続120問正解を割り込んだことはない。

その結果、筋肉や皮膚が緩むので体型や顔の形が少しずつ変化している。歯茎も変化しているので差し歯は普通の人より取れやすい。<続く>

2024/7/26